・H22.8.1 中小企業の借入の相談で最近思うこと。

 住宅ローンの任意売却をしていると、中小企業の経営者から会社の借入金についても相談を受けることがあります。その相談を受けていると思うことがあります。今回はそのことについて書きたいと思います。

 企業再生について書かれた本がたくさんあります。借金をいかに棒引きにするかという方法が書いてあるものも多くあります。読む人にとっては、希望が膨らむような内容が書かれています。相談を受ける経営者には、このような本やメルマガなどを私どもに見せて、「こんなふうに借金を何とかしてくれ。」と唐突に言われる方もいます。しかし、そんなことは簡単にできるわけではありません。
 何故、このような状態になったのか尋ねると、「銀行にだまされて融資を受けさせられた。」、「貸し剥がしにあった。」、「不景気になったから売上が落ちた。」、「このような世の中にした政治家が悪い。」、「従業員が悪い」とか、人の責任にしてしまいます。確かに理由はそれもあるでしょう。
 しかし、本当に人の責任なのでしょうか? 「損益計算書や貸借対照表を説明してください。」「今後の資金繰りはどうなりますか。」と質問すると、「私は、経理は苦手だから、専務任せていてわからない。」、「そんなことは女房に聞いてくれ。」とか言われます。そのようなことで銀行が「はい、分かりました。お金が足りないなら貸しましょう。」、「貸したお金は返してもらわなくて結構です。」というのでしょうか?
 そもそも銀行から借りたのは返済するあてがあったのでしょうか? 見通しが甘かったのではないですか? そして、最終的に借りると判断したのは、経営者自身なのです。
 借りたら返すのはあたり前なのです。銀行が返済してくれと言うのは当然です。「プロが貸したのだから返せないところに貸したのは銀行の責任だから返済することはない。」とか、「銀行は国から税金をつぎ込んでもらっているから返済しなくていい。」とか過激なことを言う人もいます。しかし、銀行は回収することも仕事なのです。もし、あなたが、工事代金や売掛金を回収できなかったら簡単にあきらめるのでしょうか? あきらめないでしょう。それと同じなのです。
 経営者が、藁をもつかみたい時に方法論を書いた本を読んで希望を持ってもらうことも大切です。だから発行されることは大いに歓迎です。ただ、このようになった自分を反省することも必要です。そのうえで、「返せないからどうしよう。」と考えてください。
 銀行から借りてこのような状態になっているのは、もう今更言っても仕方がありません。今後どうしていくかが重要です。また、方法もあります。銀行が協力をしてくれる場合もあります。だから、借金で自殺したり、くよくよ悩んだりすることはありません。しかしながら、人の責任にして自分を反省しないのはいかがなものでしょうか? 反省しなければ同じことを繰り返してしまいます。過去を反省し、今後のことをよく考えていくことが重要です。
 我々は、時には厳しいことも言います。そして、我々は、将来に向かって希望を持てる方の助けになりたいと思っております。
  

ご相談・ご予約はこちらへ

痛みのわかる再生・再スタートのお手伝いを

          ・・・Set/SaiL/Support=船出する/支援する


マンションサポート広島
082(246)0883
インターネットでのご予約はこちらをクリック
(秘密は厳守いたします。)
ご相談料は無料です。